将来の年収

サラリーマンの平均年収より高い収入の人は少ない。平均値を見てはいけない理由

サラリーマンの人なら平均年収は気になるでしょう。

「自分の給料って平均を比べてどうなのか?」と思っている人も多いはずです。

しかし、公表されているような平均年収を見てはいけません。

平均年収よりも収入が高い人は少ないからです。

本ページでは、なぜ平均年収よりも収入が高い人が少なく、平均値を見てはいけない理由について詳しくみていきましょう。

結論いうと、平均年収には年収の高い(役員など)人の給料が反映されているからです。

給料が高い人が反映されている

サラリーマンなら「自分の年収ってほかの人と比べるといったいどれだけ違うのか?」と気になるでしょう。

それが同業者であろうと異業種であろうと気になるところです。

そういった思いから、平均年収を調べてみると、自分の給料よりの平均年収が高い場合が多いでしょう。

なぜなら、平均年収には役員といった「高い給料」をもらっている人の金額が反映されているからです。

日本の給料システムは年功序列で、年齢を重ねるごとに給料が上がっていきます。

さらに年を重ねて出世すれば、役職がついて役職手当が給料に加算されます。

この役職手当というのが大きく、役職のありなしで給料に大きな差が生まれるでしょう。

つまり、平均年収とは高い給料をもらっている人の金額が反映されており、普通の会社員には参考になりません。

給料水準が高い業界

年収というは業界によって大きく異なるものです。

では、下記の業界別平均年収を見てみましょう。

引用元:doda|平均年収ランキング2016

上記の表を見ると分かりますが、業種によって平均年収は大きく異なります。

1位のメディカルが平均529万なのに対して、10位の小売/外食では平均363万で、その差は166万にもなります。

例えば、小売/外食業に従事している人が全体の平均年収を見て「少ない」と思うのは、避けようがありません。

なぜなら、もともとの業界年収が低いからです。

このように平均年収とは業界によって大きく開きがあり、違い業界で比較しても、参考にはならないでしょう。

役職がついて高収入

上記でも少し触れましたが、年収は役職の有無によって大きく異なります。

出世して役職がつけば、役職手当をもらうことができます。役職手当があることで、平社員と役職がついている人の給料の差は大きいものになるでしょう。

役職手当の平均値は下記のようになっています。

  • 部長:65,044円
  • 課長:39,839円
  • 係長:17,187円

例えば、部長と平社員を比べるだけで、65,044円の差が生まれるでしょう。

これだけ基準値が異なれば、平均を出して比較することの意味のなさが分かると思います。

もし比較するなら、役職別で平均値を出すべきでしょう。

年齢が考慮されていない

日本の給料形態では「年齢」が大きな要素でしょう。ズバリ、年齢が上がるほど給料も増えていきます。

下記の表は、年齢別で平均年収を出したものになります。

引用元:doda|平均年収ランキング2016(年齢別の平均年収)

表を見ると分かるように、年齢によって年収が大きく異なります。

年齢が増えるごとに、年収もドンドン高くなっていることが分かるでしょう。

例えば20代と50代の平均年収を比較すれば、347万円も開きがあります。

ここまで差が生まれているのに、年齢を考慮せずに一緒に平均値を出すと、全く参考にならない数字が算出されてしまいます。

年齢を重ねると給料は上がっていく

なぜ年齢を重ねると、給料が上がっていくのでしょうか?

それは、下記の2つが理由になります。

  • 年齢が上がると役職がつく→役職手当
  • 定期昇給→年に1回給与のベースが増えるシステム

1つ目は役職手当が付くからですね。年齢を重ねれば、出世して、役職が付くことがあります。

日本の会社は年功序列なので、年齢が高いということは出世において有利でしょう。

役職がつけば役職手当が支給され、給料も上がります。上記でも説明しましたが、部長になれば平均で65,044円の役職手当がつきます。

 

2つ目は定期昇給で給料が増えていくからです。

定期昇給とは毎年給料のベースがアップすることで、平均の昇給額は3000〜5000円程度です。

例えば昇給5000円で20年働けば、月収が10万増えて年収が120万アップするので、とても大きいといえるでしょう。

参照記事:昇給とは?昇給と昇格の違いについてわかりやすく解説

年収は企業によって大きく異なる

そもそも企業によって年収は大きく異なります。

同じ業界であっても企業の規模によって年収は異なるでしょう。

例えば、同じ業界でも全国的な大企業と地方の中小企業では年収は差があるはずです。

しかし、年収の平均は「企業」ということを一切考慮しておらず、中小企業も大企業もまとめて平均値を出しているので、参考にならないでしょう。

まとめ

働いていると「自分の給料はどのレベルなのか?」「他の人はどれぐらいもらっているのか?」と気になるところでしょう。

そういう思いで平均年収を見ても、おそらく参考にならないでしょう。

なぜなら、年収とは企業によって異なるものであり、さらに年齢・職種・業種にとっても差が生まれます。

それらの条件を無視して、平均値を出したのが「平均年収」なので、正確に比較することはできません。

さらに、平均年収には「年収の高い人」も入っているため、平均値がかなり上がっています。

大企業の正社員や役職がついている人もいると、どうしても平均値が底上げされるでしょう。

こういった理由から、サラリーマンの平均年収より高い年収の人はおらず、平均値は参考になりません。